あなたはTaskChuteのD列「節」の使い方を知っていますか?
・・・僕も最近まで見て見ぬフリをしていました。
■1年近くまともにセクションを使っていなかった
今までずっとログを取ることで精一杯だったため、セクションは気になりませんでした。
また、それで何一つ困りませんでした。
■何度やっても計画倒れになってしまう
今までも思いつきで何度かTaskChuteに「計画」を入れたことがありました。
しかし出社後の「PC起動」や「昼食」といったすでに習慣となっているレベルのタスク以外はすべて計画倒れでした。
理由はひとつ、「タスクの見積時間の合計を意識していなかった」からです。
計画である以上、タスクに見積時間を(適当であっても)設定していました。
しかしその合計については全く配慮が足りていませんでした。
そのため、メインシートの上部はこのようなことになっていました。
帰宅予定は19:00でしたが、終了予定時刻は翌日8:38と大幅に超えています。
「どう考えても出来るわけがない」計画を立てていたということです。
また計画通りにコトが運ぶはずもなく、行き当たりばったりにタスクを追加して作業しログを取る、の繰り返し。そのうちTaskChuteを見ているにも関わらず計画(タスクリスト)の存在すら忘れてしまっていました。
実のところ「出来るところまでやったらあとは翌日に回そう」なんて思っていました。
これではタスクリストがただの「やりたいこと」リストになっていまい全然ダメです。
TaskChuteを使いこなすためには「終了予定」がダイジだったのです。
■終了予定がダイジ → セクションがダイジ
終了予定を帰宅予定以前になるよう調整するには、1日のタスクの見積時間合計がそうなっていないと無理です。
見積時間という長さを持ったいくつかのタスクを、1日(~終了予定時刻)に収まるよう配置しなければなりません。
しかしタスクの見積時間を調整するには、1日では長すぎます。
例えば午前と午後に区切って考える、この区切りがセクションです。
見積時間という長さを持ったいくつかのタスクを、各セクションに収まるよう配置すれば、トータルでも終了予定時刻を越えません。
改めてセクションの定義を見ると、作者の大橋さんに合わせたものがサンプルとして提供されています。
大橋さんはフリーランスかつ自宅で仕事をされているため、会社勤めの自分とは生活習慣も勤務時間も違いすぎます。
このまま使うのは無理があるでしょう。
■自分の生活や勤務の区切りに合わせてセクションを設計する
公式の機能紹介ページにあるとおり、TaskChuteのセクションは1日をいくつかに分割した時間帯にアルファベットを振って定義します。
例えばセクションA=6:00~9:00、B=9:00~12:00といった感じです。
最新のTaskChute2(2012/12/04版)では最大12個のセクションを定義できるようになっています。
自分にとってセクションがいくつ必要なのか、またそれぞれの「開始時刻」と「終了時刻」を決めなければなりません。
それには生活や勤務の区切りがいつなのか洗い出す必要があります。
長くなってきたので、僕がどうやって区切りの時刻を洗い出してセクション設定し、運用を始めたのかは次回以降のエントリで説明します。
=== 「自分の生活や勤務の区切りに合わせてセクションを設計する」記事一覧 ===