TaskChuteを片手に作業をしていると、ふと記録を忘れていることに気づくことがあります。
記録を取ることに慣れないうちはしょっちゅうですし、慣れていても作業に熱中してしまうと時々忘れてしまいます。
たとえばこのような状況です。心当たりがあると思います。
- 調べ物をしていたはずが、いつの間にか脱線してSNSを眺めていた
- 集中していた間にいくつかの作業が終わっていた
- 会議が終わった後の雑談が結構長引いた
- PowerPointでスライドを作っていたはずが、いつの間にか元ネタの資料を更新していた
- 作業中に話しかけられて、気づいたら別の事をしていた
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こういうときでも記憶と時刻を結びつける対処法をいくつか紹介します。
1.Webブラウザの閲覧履歴を見る
たとえば、作業中に何故か検索やSNS、Gmailチェックなどに熱中していることに気づいたとき。
ブラウザの閲覧履歴を見れば脱線した時刻が一目瞭然です。
2.メールの送信日時を確認する
メールを送信した後に、ついメールチェックをして、面白そうなメルマガを読み始めて・・・ということは多々あります。気づいたときは、さっき出したメールの送信時刻を確認しましょう。
3.電話の着信・発信履歴を確認する
なぜか内線で質問攻めにあい、1時間近く話してしまったことに気づいたとき。
着信履歴を見ればどのくらい話していたかが分かります。
4.ファイルの変更日時を確認する
たとえば、10個のファイルを順番に処理するような作業があったとします。
TaskChuteでは1ファイル1タスクとして計10タスク登録すると着手しやすいです。
ただ、作業を開始しておきながら、気づいたら記録もせず5個のファイルを処理してしまっていた、ということが多々あります。
そういう時は、それぞれのファイルの変更日時から、記録を取り戻せます。
5.ファイルやフォルダの作成日時を確認する
ファイルやフォルダのプロパティから確認できます。
たとえば作業中に社内サーバーから大量のファイルをコピーし始めて、待ちながら脱線してしまったとき。
フォルダの作成時刻がすなわち、待ち始めた時刻です。
つい便利そうなソフトウェアをインストールしちゃった時刻もProgram Filesフォルダを見れば丸わかりです。
6.Cliborからコピペした時刻を確認する
TaskChuteを使うなら必須であろうクリップボード拡張ツール。
その中でも「Clibor」ならコピーした項目ごとに時刻が入ります。
実に素晴らしいです。
7.イベントビューアーを確認する
出勤後バタバタして、いつの間にか仕事を始めていたとき。
あるいは前日何時頃に帰ったのか思い出せないとき。
イベントビューアーというWindows標準のソフトを起動してシステムログを確認すれば、パソコンの電源を入れたり切ったりした時刻が分かります。
まとめ
TaskChuteを使い始めてしばらくは、いつのまにか始めていた作業が終わってから「アレ?」となることで記録が挫折してしまうことが良くありました。
上記のような方法を駆使して、しょうもない挫折を防ぎましょう。