TaskChute2のアップデート(2013/09/27版)がリリースされました。
いくつか細かい不具合はありましたが、無事に移行でき、すでに運用を始めています。
数日使った感想としては、素晴らしいのひと言です。
具体的には
- とにかく動作がきびきびしている
- 「タスク実行前のヒント」が素晴らしすぎる
- 「キーワード抽出/解除」「見積時間-実行時間の差分コピー機能」など地味だけど確実に便利になる機能・改善がいっぱい増えた
といったところです。詳しい変更内容は公式サイトへ。
というわけで、まずは移行手順についてメモしておこうと思います。これも大切な記録です。
なお環境は以下の通りです。
- Windows 8 Pro 64bit版
- Excel 2007 (32bit版)
1.万が一の備えをしておく
運用中のファイルを誤って削除したり壊したりしないよう、しっかりと準備します。
- 移行作業用に専用のフォルダを作成します
僕の場合はデスクトップに「TC」フォルダを作成しました。
- 作成した作業フォルダに新旧2個のExcelファイルをコピーします
○ 今まで使っていたTaskChute2のExcelファイル(以降、旧ファイルと呼びます)
○ 新しいTaskChute2のExcelファイル(以降、新ファイルと呼びます)
2.データを移行する
作業フォルダ内の新ファイルを開きます。
Excelにマクロが無効にされた旨のメッセージが表示されたら、[オプション]→[このコンテンツを有効にする]→[OK]と操作します。
あとは画面に表示される指示に従って、(作業フォルダ内の)旧ファイルを選択し、データを移行します。
3.データ移行の確認をする
新旧のファイルを見比べながら、以下のことを確認します。
- 「メイン」シートのタスクの行数が新旧で変わっていないか
→ 変わっていなかったため、すべてのタスクが移行されたと判断しました。
- 「メイン」シートを上から下までざっと見て、おかしいところはないか
→ A列の背景色が変わっていた程度で、問題はなさそうでした。
- 「Mode」シートの内容は全て移行されているか
→ されていました。
- 「設定」シート、特にセクションは正しく移行されているか
→ 各種設定、ショートカットキーも含めて移行されていました。
4.見た目を調整する
旧ファイルで見た目の部分を若干変更していたので、同じようにします。
- 全体の表示倍率を90%にする
- 列幅を調整する
○ Project(H列)=15
半角15文字程度は表示されるように。
○ 作業内容(J列)=100
めいっぱい。
○ 節内S(P列)=6
ギリギリ。
○ タスク実行前のヒント(R列)=10
何か書いてあるのなら、先頭が表示されれば良い、という程度
○ タスク実行後のコメント(S列)=12
上に同じ。
- セクションの一覧イメージを貼る
さすがにもうセクションの時間帯は覚えているのですが、ないと寂しかったのでこれも貼りなおしました。
参考: 自分の生活や勤務の区切りに合わせてセクションを設計する(4)セクションを設定してみて運用する
5.保存する
これで移行自体はほぼ完了です。
このあと検証のためタスクの内容に変更を加えてしまいます。
そこで、いったん保存して、Excelも終了し、作業フォルダの新ファイルを複製しておきます。
これで、もし新しいバージョンに不具合があっても、やり直せるようになります。
6.基本的な操作を試す
再び新ファイルを起動し、マクロを有効にします。
そして、TaskChuteのメニューとショートカットを見ながら、普段行っている操作を一通り試します。
- タスクの追加、複製、削除、作業内容や見積もり時間の変更など
- 日付変更、並び替えなど
- 検索入力など
もしおかしな現象がに出くわしたらFacebookやTwitterで作者さんへ報告すると良いでしょう。
7.移行成功
これで、移行作業は完了です。
作業用フォルダから運用用のフォルダへ、新ファイルを移動します。
なお僕はDropboxというクラウドサービスのフォルダに入れてあります。
ここに入れておけば、ファイルを変更する度にクラウドに同期され、履歴管理された状態で保存されます。TaskChuteのファイルが壊れてしまった場合など、いざというときに直近のファイルをすぐ取得して回復できるため、安心です。
もしまだ使っていない場合はこちらのリンクから登録できます。
(僕とあなたにボーナスのディスク容量がもらえる紹介用のリンクです)
8.移行後の話
今回思うことがあって、ショートカット設定を使いながら一新しました。
また、本記事以外にも、移行後に気づいた調整を施しているため、今後のエントリで補足していこうと思います。