2013年10月3日木曜日

TaskChuteを最新版に移行したときの手順(2012/12/04版→2013/09/27版)

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TaskChute2のアップデート(2013/09/27版)がリリースされました。

いくつか細かい不具合はありましたが、無事に移行でき、すでに運用を始めています。

数日使った感想としては、素晴らしいのひと言です。
具体的には

  • とにかく動作がきびきびしている
  • 「タスク実行前のヒント」が素晴らしすぎる
  • 「キーワード抽出/解除」「見積時間-実行時間の差分コピー機能」など地味だけど確実に便利になる機能・改善がいっぱい増えた

といったところです。詳しい変更内容は公式サイトへ。

というわけで、まずは移行手順についてメモしておこうと思います。これも大切な記録です。

なお環境は以下の通りです。

  • Windows 8 Pro 64bit版
  • Excel 2007 (32bit版)


1.万が一の備えをしておく

運用中のファイルを誤って削除したり壊したりしないよう、しっかりと準備します。

  1. 移行作業用に専用のフォルダを作成します

    僕の場合はデスクトップに「TC」フォルダを作成しました。
     
  2. 作成した作業フォルダに新旧2個のExcelファイルをコピーします

    ○ 今まで使っていたTaskChute2のExcelファイル(以降、旧ファイルと呼びます)
    ○ 新しいTaskChute2のExcelファイル(以降、新ファイルと呼びます)
     

2.データを移行する

作業フォルダ内の新ファイルを開きます。
Excelにマクロが無効にされた旨のメッセージが表示されたら、[オプション]→[このコンテンツを有効にする]→[OK]と操作します。

    2013-10-03_0112

あとは画面に表示される指示に従って、(作業フォルダ内の)旧ファイルを選択し、データを移行します。

 

3.データ移行の確認をする

新旧のファイルを見比べながら、以下のことを確認します。

  • 「メイン」シートのタスクの行数が新旧で変わっていないか

    → 変わっていなかったため、すべてのタスクが移行されたと判断しました。
     
  • 「メイン」シートを上から下までざっと見て、おかしいところはないか

    → A列の背景色が変わっていた程度で、問題はなさそうでした。
     
  • 「Mode」シートの内容は全て移行されているか

    → されていました。
     
  • 「設定」シート、特にセクションは正しく移行されているか

    → 各種設定、ショートカットキーも含めて移行されていました。
     

 

4.見た目を調整する

旧ファイルで見た目の部分を若干変更していたので、同じようにします。

  1. 全体の表示倍率を90%にする
  2. 列幅を調整する

    ○ Project(H列)=15
      半角15文字程度は表示されるように。

    ○ 作業内容(J列)=100
      めいっぱい。

    ○ 節内S(P列)=6
        ギリギリ。

    ○ タスク実行前のヒント(R列)=10
      何か書いてあるのなら、先頭が表示されれば良い、という程度

    ○ タスク実行後のコメント(S列)=12
        上に同じ。

     
  3. セクションの一覧イメージを貼る

    さすがにもうセクションの時間帯は覚えているのですが、ないと寂しかったのでこれも貼りなおしました。

    参考: 自分の生活や勤務の区切りに合わせてセクションを設計する(4)セクションを設定してみて運用する

 

5.保存する

これで移行自体はほぼ完了です。

このあと検証のためタスクの内容に変更を加えてしまいます。
そこで、いったん保存して、Excelも終了し、作業フォルダの新ファイルを複製しておきます。

これで、もし新しいバージョンに不具合があっても、やり直せるようになります。

 

6.基本的な操作を試す

再び新ファイルを起動し、マクロを有効にします。

そして、TaskChuteのメニューとショートカットを見ながら、普段行っている操作を一通り試します。

  • タスクの追加、複製、削除、作業内容や見積もり時間の変更など
  • 日付変更、並び替えなど
  • 検索入力など

もしおかしな現象がに出くわしたらFacebookやTwitterで作者さんへ報告すると良いでしょう。

 

7.移行成功

これで、移行作業は完了です。
作業用フォルダから運用用のフォルダへ、新ファイルを移動します。

なお僕はDropboxというクラウドサービスのフォルダに入れてあります。

ここに入れておけば、ファイルを変更する度にクラウドに同期され、履歴管理された状態で保存されます。TaskChuteのファイルが壊れてしまった場合など、いざというときに直近のファイルをすぐ取得して回復できるため、安心です。

もしまだ使っていない場合はこちらのリンクから登録できます。
(僕とあなたにボーナスのディスク容量がもらえる紹介用のリンクです)

 

8.移行後の話

今回思うことがあって、ショートカット設定を使いながら一新しました。
また、本記事以外にも、移行後に気づいた調整を施しているため、今後のエントリで補足していこうと思います。