2016年5月5日木曜日

ライフログカメラを使うのはゴミの中から使えそうなものを探すのに似ているけど、それでも撮り続ける理由。

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Narrative Clipの「My Moments」画面(ブラウザ)


30秒おきに写真を撮るライフログカメラのNarrative Clipを買ってから11ヶ月経ちました。

意外と飽きることなく、通勤中や子連れで遊びに行ったときなど装着して撮影しています。

ただ当然ながら狙って撮っているわけではないのでヒドい写真がほとんどです。

たいしたことの無い風景、ただの道、自分の手や服、赤の他人、ピンぼけ、逆光、ブレ、…そういう写真のオンパレードになりがちです。

例えば冒頭の画像は、この連休に大きな公園であったイベントへ行ったものです。
Tシャツの首えり(あごの下あたり)にClipを装着して子どもと一緒にあちこち歩き回り写しました。

帰ってからClipをパソコンへ接続すると写真がクラウドへ保存され、スマホのアプリやパソコンのブラウザで結果を確認できます。
この確認作業、ほぼ毎回思うのですが、ゴミの中から使えそうなものを探すのに似ています。

今回は13時16分~15時32分の2時間強で274枚の写真が撮影されています。
これらすべてをザッと眺めて、マシなものに星を付けるのです。
今回はしばらく戦隊ショーを見ていたので、ステージが半分だけ写っている写真が何十枚かありました。すべてゴミのようなものです。

結局、星を付けたのは8個でした。たった3%です。


それでもこのカメラで撮影を続けているのはいくつか理由があります。

1.普通なら写せない・わざわざ写すまでもない状況でも写真が残せる(という可能性がある)

たとえば兄の授業参観に付いてこさせた娘が園の友だちを見つけてしまい、一緒に小学校の階段を延々と上り下りしている様子。

お祭りでフライドポテトを買うときに一緒に並んでいる子どもの表情。
(Clipを腰に付けると写しやすいです)

定点観測。家族の食事風景を撮り続けてみたり、子どもがテレビに集中している様子を(テレビ側から)撮り続けてみたり。


そういう普通なら残そうと思わないような状況でも、写っていたら気に入るものもあるかもみたいなことが時々あります。


2.イベントなどの「様子」がわかる(ことがある)

今回のようにイベントに行ったときの最初から最後まで写していると、自分たちの移動の流れや周囲の様子などが分かります。

分かったからといってさほど良いこともないのですが、子どもばかり写しているスマホの写真や動画とはまた少し違ったものが見えます(見えないこともあります)。



定点観測以外は狙って撮るものではないので、やはりラッキーを期待している部分が大きいのかもしれません。