2017年10月16日月曜日

片腕に腕時計を2個している理由とメリット・デメリット

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この2ヶ月くらい、左腕に2個時計をしています。

ひとつはスマートウォッチのZenWatch 2(WI502Q)
もうひとつは普通のG-SHOCK(GW-M5610-1)です。


片腕に2個、しかもどちらもデジタル時計、という実にアホみたいな状況ですが意外と補完的で良かったのです。
あまりに良いので今では入浴中と充電中(ZenWatchのみ)以外常に着けっぱなしです。

■背景

もともとZenWatchのほうだけをしていました。
○大きなデジタル時計として実に便利
○電話の着信やLINEの通知(さらに内容も)分かる←小さい子連れには絶対便利
○タイマーやアラームとしても便利

と便利づくしだったのですが、それだけにいくつか不満がありました。
△防水ではないため雨とかで気を遣う
(IP67というiPhone 7と同等で信用できない)
△バッテリーが1日持たないことがある
(朝から家族で出かけて夕方遅くなると切れていたりする)

というわけで普通の腕時計にも興味が沸いてG-SHOCKを買ってしまいました。
このモデルにした理由は、代表的な5600シリーズの中で最も多機能そうだからです。
○樹脂バンド(金属だと合わせるのが面倒そう、キーボードの邪魔)
○20気圧防水(水の心配しなくて良いなんて、素敵!)
○タフソーラー(太陽で充電、素敵!)
○電波時計(どの程度使えるのか興味もあった)
○アラームやタイマーもある
○ワールドタイムも対応(UTC時間くらいにしとこうかな・・・)
ちなみに反転液晶モデルは見づらいという話とZenWatchと被るなというのがあってやめました。なお購入はメルカリでの中古です。

腕時計が届いて装着してみて悩みました。
G-SHOCKは良いのだけどZenWatchを外すと絶対に不便・・・。

というわけで2個とも着けようと思いつきました。
次の悩みは両腕か、片腕か、です。
どう考えても両腕だろうと思いながらも一般的(?)にはどうなのだろうと「腕時計 2個」「腕時計 両腕」などでググりました。

結果はひどいもんでした。
なぜ本田圭佑は両腕に腕時計をつけているのか?
両手に腕時計をつける理由。
両腕に腕時計をつけるとおかしいでしょうか?
かなりイタい人。さらに両腕だと成金スタイル。
・・・成金ではないので片腕にしておくことにしました。

もし誰かから「どうして2個してるんですか?」と尋ねられたときの回答も用意しておきました。(ウソではありません)
○スマホと繋がる時計と繋がらない時計でどのくらい時間がずれるか実験してるんです。そういう仕事してるので。
○液晶のタイプでどのくらい見え方が違うのか実験(以下同文
○電波時計とスマホの時計でどのくらい(以下同文

と言うわけでZenWatchとG-SHOCKを左腕に着けることにしました。
ZenWatchのほうが手首に近いのは、逆だとキーボードが邪魔だからです。
(改めて樹脂バンドを選んでおいて良かったなと思いました)

■メリット



まずは2個あることのメリット、というか補完し合ってる感じについて。

○昼夜問わず時刻が分かる
ZenWatchはスマホと同じなので日が強いと見えません。逆に夜は点灯しっぱなしで大きなデジタル設定のため、視界に入った時点で時刻が分かります。

G-SHOCKは日が強いときもだいたい大丈夫です(大丈夫じゃない事もある)
ただ夜は見えません。一応オートバックライトなのですが腕をいい感じにひねらないと点灯しませんし1秒で消えてしまうため、何度もトライしないとダメなことがありました。

○ZenWatchのバッテリーが切れてもG-SHOCKで時間が分かる
ソーラー充電ですし、G-SHOCKは絶対電池切れしないという安心感がスゴイです。
家族で出かけて帰りに花火大会に寄ったときもZenWatchは18時過ぎに電池切れしてましたが、当然G-SHOCKは大丈夫でした。スマホの電池もヤバかったので時間見るくらいで点灯したくなかったためホント助かりました。
本来であれば夜なのでZenWatchが活躍するハズなのですが残念です。

○G-SHOCKが雨や海で大活躍(ZenWatchはお片付け)
家族で海辺に行ってパシャパシャしたり砂遊びしたり、屋外の駐車場に止めた後で大雨に遭ったり、池でボート遊びしてて不意に全身水浸しになったりしたときも、G-SHOCKの絶対水に強いだろうという安心感はすごかったです。
逆にZenWatchは速攻でポケットなどにお片付け状態でした。ひ弱か。

○G-SHOCKは時報が確実
G-SHOCKは標準で、ZenWatchはアプリで時報を鳴らせます。
音を鳴らす設定にしているG-SHOCKは確実に分かります。
ZenWatchはバイブ設定にしているせいか(違うと思うけど)時々鳴っていない気がします。

○G-SHOCKは固定タイマーを開始するのが早い
お風呂のお湯を溜める時用に、G-SHOCKのタイマーを10分で設定しています。
これは慣れると操作がスムーズにできて早いです。普通に便利。

○ZenWatchは可変タイマーも簡単
画面の特定の場所をタップするとタイマーの設定画面が開くようにしています。
アナログ時計と同様に5分ごとの刻みがあるリングが表示されて選ぶ画面で、サクッと10分タイマーを仕掛けることができます。
5分単位なら一発ですし、3分でもだいたい一発です。
微調整もリングを回転させれば良いので手間ではありません。

なお以前は音声入力を使っていたのですが、Android Wear 2.0になってからタップする方がひと手間減るのでこちらを使うようになりました。

○ZenWatchは夜中にアラームを仕掛けるのがラク
前述のとおり、G-SHOCKはオートバックライトなのですが1秒しか点灯しません。
これは操作中でも同様で、例えば暗闇でアラームを設定しようとすると
ライト点灯→ボタン操作(ライト消える)
→ライト点灯→ボタン操作(ライト消える)
→ライト点灯→ボタン操作(ライト消える)
・・・となり実用に耐えません。

その点、ZenWatchはスマホと同じように点灯しっぱなしなのでアラーム設定も簡単です。さほど急いでいないので音声入力も便利です。

○ZenWatchは音声入力でリマインダーをセットできる
ときどき、単なるアラーム鳴動ではなく「スーパーでたまご」「メルカリ発送」みたいなひと言を添えたい時があります。これはZenWatchでないとできません。

○ZenWatchは歩数計でもある
ただそれだけですが、ないと寂しいです。

○ストップウォッチはG-SHOCKがいい
ストップウォッチを使うシーンはほぼ決まっています。
子どもと遊んでいるときに競争とかで「ちょっと計って!」となったときです。
つまり突然「今すぐ」となるのです。
そういうときは知らない間に腕時計の方が確実です。
ZenWatchやスマホのアプリでは更新で動きが変わって操作が分からないみたいなことがおきかねません。またアプリなので途中でKillされて計れていなかったとかありそうで使う気がしません。
あとZenWatchだと妙に充電を気にしてしまいます。

○ZenWatchは着信や通知で震える
そのために着けているので当たり前ですが。
あとタイマーにしてもそうですが、腕時計はバイブしないということは意外とショックでした。(モデルによってはバイブ対応もあるそうです)

○G-SHOCKもZenWatchも時刻は正確
正確にはどちらの時計も同じ時、分を指していて、秒だけZenWatchが常に3~5秒遅れているように思います。ただそれ以上差が開くこともないし実用に問題ないので気にしていません。

○ZenWatchはスマホを忘れた時に無能感がある
スマホを忘れて出かけてしまったとき、ZenWatchを見るともはや日時とタイマーくらいしか使えないという無能感に襲われます。
逆にG-SHOCKはなぜか頼りにしたくなります。スマホ関係ないのに。


■デメリット
次に、片腕に腕時計を2個しているがためのデメリット。

△腕時計同士がぶつかる
ZenWatchの枠は金属です。G-SHOCKもボタン部分や裏蓋が金属です。
結構ぶつかってムダに傷つけ合うのでできるだけ離すようにしています。

△乾燥してくるとG-SHOCKが下がってくる
2個の時計をできるだけ離す作戦、夏場は汗ばんでいるので簡単でした。
ただ涼しくなって乾燥してくるとG-SHOCKがZenWatch(というか手首側)に近づいてきます。

△腕時計の日焼けが2本できる
元からそうなのですが、ちょっとアホっぽいです。

△長袖でG-SHOCKが完全に隠れる
1個でも長袖の時期は隠れがちなのに、さらに奥にあるG-SHOCKは完全に隠れます。
腕を伸ばしたくらいでは断片すら全然見えません。


■オマケ
オマケとして、腕時計自体のデメリット。

×夏は汗ばむ
ZenWatchの革ベルトは大いに汚れていきます。
G-SHOCKの樹脂バンドは汗で滑ったり蒸れたり、細かい所に汗の乾いたのが残ったりします。
もう最悪です。

×冬は金属部分が冷たい。
秋になってすでに若干感じているのですが、本当に、冷たい、です。

△G-SHOCKは操作を暗記する必要がある
特に子どもの発表会などに行って「あ、時報やアラームを止めなきゃ」と思ったとき、すでにスマホで調べる時間もなかったりするので、操作を暗記していないと軽く詰みます。

ZenWatchは最悪電源Offすりゃいいのでその点は気楽です。


■オマケのオマケ。

?誰も「何で2個してるの」と聞いてこない
せっかく回答まで用意しているのに誰も聞いてきません。

駅でも、通勤電車でも、職場の他チームの人も聞いてきません。
(同じチームの人には自分から言ってしまった)

友だちと遊んだときも、園や学校の集まりでも。
マリオのTシャツとか着てるときは、少なくとも子どもは「あ、マリオだ」とか声を掛けてくれるのですが、誰も腕時計には触れてこず。

まぁ子どもは腕時計に気づいていない可能性もありますが、少なくともオトナは気づいてると思うんですけどね・・・。疑問に感じても指摘できないほどの間柄でもないと思ってるのですが片思いなのでしょうか。

ただ最近ようやく他ロケーションの職場で同僚数人から指摘されて、改めて本当に良い職場だと実感しました。


■まとめ(半分お願い)

腕時計は、便利です。
というか安心です。

「スマホを持っているから腕時計なんて」というのは自分もそうだったので、なおさら気が向いたら試してみてください。

そしてできれば2個くらいしてみてください。
ちょっとした特別感を味わえますよ。