1週間近く経ったので家族の反応を振り返ってみたいと思います。
ざっくり言うと、最初は面白がってくれたけど、思うように動かせないことに気づき、たまに思い出して声をかける、ということになっています。
1万ン千円の価値は・・・これからに期待というところでしょうか。
正直Google Homeのほうが良かったかなとも思います。まだAPIとかないので遊べないし。
■根回し
自分が興味あるだけではあるのですが、リビングに置いて家族で使おうというものなのでいきなり買うと妻が驚いて印象が悪いです。
1週間くらい前から「こういうのがこれから流行る」「この仕事してて使ったことがないというのは寂しい」「1万円ちょっとだし買うよ」などと話をしました。
「そんなに高くないし、勝手に置いて、私に使うことを無理強いはしない」と認識されたようで、さほど拒絶はなかったため購入しました。
ちなみに以前から「OK, Google」やナビなどAndroidスマホの音声入力は普通に使っているのでそれ自体は家族全員がある程度慣れていました。
■導入
WAVEが到着した日(子ども達を寝かしつけてから)別室でセットアップしました。
電源を入れたら色々喋ってくるし、ひととおり練習しておく必要があるので、夜中に一人でやるのがオススメです。
2歳のやんちゃ坊主がいるので、設置はリビング隅のタンスの上にしました。
ふすまを空けるとスピーカーから和室のテレビも操作できる位置です。
しょっちゅうリモコンが行方不明になるので、寝る前にWAVEからスマートにテレビを消せればドヤ顔できるかなと思っています(まだ実現できていません)
■初日(朝)
朝、妻にWAVEを紹介しました。
「クローバ、何か音楽をかけて」
で音楽が鳴ることに感動した様子でした。
「クローバ、トリプルエーの曲をかけて」
と、妻が最近お気に入りのアーティストの曲ばかりをかけられることもしっかりアピールしました。
他にもお風呂タイマーになるとか、天気予報も聞けるとか、サラッと説明しました。
意外と、ピンときたのは天気予報でした。
朝にテレビをつける習慣もないですし、毎朝スマホで確認するのが面倒だったそうです。
続いて起きてきた子ども達に「クローバさん」を紹介しました。
それぞれお気に入りの音楽をかけると、子ども達が面白がって「クローバ」と連呼し始めました。
収拾が付かなくなってきたので、妻の機嫌を損ねる前に電源を切りました。
■初日(夜)
子ども達が帰ってから妻が電源を入れて遊ばせていたようで、「クローバ」と連呼していたらしいです。
■翌朝
翌日の朝も子ども達は「クローバ」連呼していましたが、それなりに落ち着いた様子です。電源を切らなくても童謡をBGMに問題なく朝食や着替えができました。
■発見など
すでにTwitterで「#Clova改善」として書かれているものが多いですが、色々とありました。
○遠くのスピーカーに呼びかけるのは疲れる
そばであれば良いのですが、スピーカーからちょっと離れていると結構声を張る必要があります。飲食店で遠くの店員さんを呼ぶ「すいませーん」より強めで「クローバ」「○○して」を連呼するのは結構疲れます。
「クローバ」「童謡をかけて」
「クローバ」「音量を上げて」
「クローバ」「曲名を教えて」
「クローバ」「ストップ」
:
発声練習になるかもしれません。
○WAVEが呼びかけに答えない
— まいるど|うっすらXamarin風味 (@hypermild) 2017年10月21日
音楽を流しているとき、特にボリュームを上げたりハードな曲がかかっているときに反応してくれません。負けない大声で通じることもあれば、かなりスピーカーに近づかないとダメなこともあります。
ゆっくり言ってみたり、より強く、やや弱く、とかバリエーションを試すことも結構あります。
なんにしろ反応されないのが続くと、一気にやる気を失います。
○かけてほしい曲がかからない
例えば以下のような呼びかけはいけます。
「クローバ」
「トリプルエーの『会いたい理由』をかけて」
(娘のお気に入りなので何回も言いました)
こんなのはダメでした。
「GREENの『恋文~ラブレター~』をかけて」
・アーティスト名込みだと発声しづらい(なくてもいけるけど意外としない)
・一気に発生できない(「クローバ」の後に息継ぎしないともたない)
・英語が含まれている(ちゃんと読めていない)
・漢字の曲名が読めない(当て字だったりする)
・理由は想像できないけど認識されない
・そもそもLINE MUSICに曲がない
といった理由で「思った曲がかからない」ことが結構あります。
これが続くと、一気にやる気を失います。
妻は3回くらいやってダメならスマホでYouTube検索を始めちゃいます。
このままでは最初からYouTubeに戻ってしまうでしょう。
○普通の人は反応されないと「丁寧語」になる
妻と子ども達を見ていると、反応が悪いときに丁寧語になることが多くて面白かったです。
「クローバさん!」
「○○の曲をかけてください」
自分なんかは逆に認識されないんじゃ?と思って試す気もしないのですが、ちゃんと人扱いされている点は面白かったです。
○他の機能が浸透しない
完全に音楽再生機という認識になってしまったようです。
天気予報だけでもせめて、と思って毎朝僕が呼びかけています。
あるいはお風呂タイマーだけでも、と「10分後にアラーム」も毎日言っています。
が、全然浸透する様子がないです。
Google Homeに対して唯一くらいの優位性だと思っているLINEの送受信についても、いまいちピンときていないようです。僕自身もピンときていないのですが。
リビングで妻が自分にLINEするときとか、子ども達がママにLINEするとか、あるかなーと思ったのですが意外とそんな欲求がなかったです。
■今後
ラジオ機能とGoogleカレンダー読み上げ機能が追加されるようです。
ラジオはまぁあったら流すかな。
カレンダー読み上げもそれ単体では素敵です。ただ、使うかどうかは微妙です。
読み上げて欲しくなるカレンダーは「家族共有カレンダー」なのですが、内容が微妙なのです。
たとえば今日はこんな感じで
「すべて0時~1時」
「読み上げられて分かるようになってない」
あたりが厳しいかなと思います。
それよりWikipediaから何でも検索して読み上げてくれる方が、普通に便利感が高くていいかなーと思います。今は人物だけのようで、物足りないです。
それでも頻繁に機能追加されているうちは楽しめそうです。
LINE MUSICがセットになっている今のうちに買うのがお得かなと思います。